食文化、Kポップ、美容…、日本のお隣の国である韓国には、日本でも人気のある、多くの人を惹きつける魅力的な文化が沢山ありますよね。
そんな韓国には、実は12ヶ所もの世界遺産が登録されているということをご存知でしょうか?
日本と近くて、同じアジアの国でありながらも、日本とはまた違った独自の文化が築かれた韓国には、韓国でしか見ることの出来ない遺産があります!
今回は、そんな韓国にある世界遺産についてスポットライトを当てて見たいと思います。
それではさっそく、韓国にある独自の世界文化遺産11ヶ所と美しい世界自然遺産1ヶ所についてご紹介して行きましょう。
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韓国にある素晴らしい世界文化遺産11ヶ所とは?
韓国独自の栄華を誇り、今もなお、いにしえの韓国文化はテレビドラマや小説化されて世界の人々に大きく興味を持たれ続けています。
そして、テレビドラマや小説とは違い、かつての韓国文化のまぎれもない真実と言えるのが、現存している素晴らしい遺産の数々です。
世界文化遺産を知ることで、もっと韓国文化には寄り添い、そしてグッと韓国文化との距離が縮まることでしょう。
現在、韓国には11ヶ所の世界文化遺産が登録されています。
1.石窟庵と仏国寺
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石窟庵と仏国寺(ソックラムとプルグクサ)は、八世紀頃に慶州市に建てられた遺産です。
仏国寺は、吐含山の山奥に厳かに存在している寺院で、仏の世界を表現したと言われている建造物です。
慶州は、紀元前1世紀頃から10世紀という長きに渡り栄えた新羅王朝の都として、韓国の歴史から外すことのできないスポットです。
このころの新羅の建築技術などから読み解いて見ても、石窟庵と仏国寺の作りは非常に優美で精巧で、新羅時代の建造物としては最高峰のものです!
仏国寺は、長い歴史の中で幾度となく増築や補強を繰り返され、10世紀ころには現在の10倍もの規模を誇っていたのです。
韓国における政治・宗教文化には欠かせない場所だったのですね。
そして、美しい韓国様式の建造物である石窟庵は、東向きに作られていて韓国屈指の日の出・月の出スポットとなっています!
高さ3.45mにもなる如来座像が納められており、今もなお、ご本尊として信仰されています。
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2.海印寺大蔵経板殿
海印寺大蔵経板殿(かいいんじ・だいぞうきょうはんでん)は、802年に新羅時代の僧侶によって建立されました。
韓国南部の山岳地帯に位置しており、寺院の背景を雄大な山々が彩るのがとても美しくパワフルです。
幾度か火災などによる被害を受けているため、現存している建物は1817年ころに復元されたものとなっています。
海印寺の中でも有数の重要な建造物のひとつが、大蔵経板殿です。
大蔵経板殿には、なんと、80,000枚以上もの経板が保管さているのです!
しかも、海印寺が何度か消失にあってしまった時も、この大蔵経板殿は傷つくことがなかったために、ここに保存されている経板は非常に保存価値の高いものとなっています。
80,000枚以上もの経板がひとつの建物に大切に納められているなんて本当にすごいですし、想像し尽くせませんね!
3.宗廟
宗廟は、韓国・特別市にある、大韓帝国の皇室の祖先を祀るための重大な場所です。
韓国や朝鮮の歴代の国王や王妃などがここで祀られています。
1995年の12月に、世界遺産に登録を果たしました。
「正殿、永寧殿 、功臣堂、斉室、典祀庁、楽工庁」から構成されています。
長く美しい外観が、不思議ながらも美しい景観を生み出していて、韓国屈指の観光スポットです。
4.昌徳宮
昌徳宮(チャンドックン)は、ソウル特別市にある、朝鮮王朝の景福宮の離宮です。1405年に創建されました。
総面積約135,000平方mを誇り、創建当時からの美しい景観と自然が保護されており、まるで韓国の王宮時代にタイムスリップしたかのような体験ができます。
かつてはツアーに参加しなければ入場できませんでしたが、現在は自由に一般人が入場できるようになったため、一年を通して多くの観光客が訪れています。
ただ、「後苑特別観覧」という規定のあるエリアは、ガイドと一緒じゃないと見ることができない特別な場所です。
もし韓国を訪れる際は、後苑特別観覧エリアも含めてじっくりと見学して見てくださいね♪
5.華城
華城、またの名を水原華城という城塞遺跡は、1997年に世界遺産に登録されました。
370000人以上の人々がこの城塞の工事に携わり、わずか2年でこんなに立派な城塞を築き上げたなんて、本当に見事です!
もともとは、朝鮮王朝の第22代王が、自らの父親をこの水原の地へと移したのがこの華城の始まりです。
6.慶州歴史地域
慶州歴史地域(キョンジュれきしちいき)は、慶州市付近に存在する史跡や古墳を保護し、公開している地域のことです!
かつて新羅王朝の都が置かれていた慶州付近には、数多くの貴重な遺跡や景観が残されています。
23もの数の古墳が存在している大陵苑地区をはじめ、皇龍寺跡地区、山城地区、半月城などの地域から構成されています。
7.高敞、和順、江華の支石墓群
高敞、和順、江華の支石墓群(コチャン、ファスン、カンファのしせきぼぐん)は、支石墓(ゴインドル)という、写真のような大きな石を組み合わせて作られた墓がある支石墓群です!
石のみで構成されていると思えないほど絶妙なバランスで、芸術的な支石墓は、非常に見所があります。
そして、支石墓の数は、この感覚が世界中でナンバーワンとなっているのですよ!
8.朝鮮王陵
朝鮮王陵は、1,756.9haもの敷地面積を誇る朝鮮王朝の歴代王族が埋葬された場所です!1408年に作られました。
朝鮮半島に存在する42の王陵の中で、40箇所が世界遺産に登録されています。
朝鮮王陵は、観光客向けに公園として整備されており、一般の人でも見回りやすくなっています。
9.大韓民国の歴史的村落:河回と良洞
河回村(ハフェマウル)は、安東市にある、韓国において歴史的な村です。
伝統的な様式の農村文化が根付いて、現代まで保たれてきた素晴らしい場所です。
村を囲むようにして川が存在しているということで、河回村という名がつけられました。
そして良洞村(ヤンドンマウル)も、河回村と同じように、非常に歴史的な農村です!
両班制度という、高麗・朝鮮王朝の時代に在った独特な身分制度が在ったことでも有名です。
彼らの二つの村で瓦葺や茅葺きの家々が並ぶ姿は、なつかしいようで、実際に目にできることは貴重なので素晴らしい体験ができるでしょう。
10.南漢山城
南漢山城(ナムハンサンソン)は、南漢山というところに佇んでいるお城です。
400年以上もの歴史があるこのお城の内部では、様々な歴史ある遺跡を目にすることができます。
公園として整備されているため、各地から多くの観光客が訪れる、韓国でも最も有名な城の一つです。
首都に何か起こった時、臨時の首都として機能できるように計画的に建てられた唯一の城で、全長は11.76km、高さは7.3mあります!
今現在でも、韓国の首都ソウルを守っているような形で存在していますよ。
11.百済歴史地域
百済歴史地域(くだられきしちいき)は、かつて栄えた百済王国時代からの古代の遺跡が見られる貴重で重要な場所です。
漢江流域、清州、公州、益山などにある寺院跡や王宮遺跡などが構成資産として登録されています。
残された遺跡の重大さや、百済王国時代という歴史背景が評価されて2015年についに世界文化遺産登録を成し遂げました!
韓国にある唯一の美しい世界自然遺産1カ所とは?
実は、韓国はとても山々が多く、緑も豊かなのですよ!
また、日本と近い国なので日本と同じように四季を楽しむことのできる国でもあります。
日本よりも冬と夏の気温差はハッキリしていて、年間平均気温はおよそ12度ほどになります。
そんな韓国には、現在ひとつの世界自然遺産が登録されています!
1.済州の火山島と溶岩洞窟
済州の火山島と溶岩洞窟群(チェジュのかざんとうとようがんどうくつぐん)は、面積1845km2もの広大な敷地を誇る韓国最大の美しい島です。
この島は活火山で、およそ800年前に大きな噴火を起こしています。
この島には、1,000を優に超える数の様々な生命体が存在していて、まさにパワフルな楽園です!
噴火がまたいつか起こってしまうと思うと、少々怖いですが、それでも遮るもののない豊かな自然が息づく場所というのは美しいものですね。
韓国にある世界遺産12ヶ所まとめ
今回は、韓国にある素晴らしい世界遺産についてご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
お隣の韓国の素晴らしい世界遺産に、ぜひ興味を持っていただければ嬉しいです♪
独自の歴史があるからこそ、他の国では見ることのできない美しい遺産ができるのですね。