微笑みの国でよく知られる魅力的な国、タイ王国。
旅行で行って見たい国としてもいつも上位にランキングするほど魅力的な国であるタイには、素晴らしい世界遺産が存在しています!
タイ王国は、アジア屈指の仏教の国で、面積は日本のおよそ1.3倍です。
このように、実は日本との共通点も多く、日本人にとって親しみやすい国なのですよ♪
現在、タイには5ヶ所の素晴らしい世界遺産が登録されています。
今回は、タイにある神秘的な世界分化遺産3ヶ所と、世界自然遺産2ケ所についてご紹介させて頂きます。
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タイにある麗しき世界文化遺産3ヶ所とは?
仏教的な思想を基盤として、古代からタイには独自の文化や歴史が根付いていました。
そんなタイだからこそ生み出せた、他の国には決して真似することのできない唯一無二の素晴らしい文明が語り継がれています。
それらの美しき文明を読み解く上で重要になってくるのが、現代に残された様々な遺跡などですね。
タイには、とても重要な遺跡などの素晴らしい世界文化遺産が3ヶ所存在しています。
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1.スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町
スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町は、1991年に世界遺産登録を果たしました。
スコータイは、かつてシーインタラーティット王という人物によって建設された、スコータイ王朝の都だった場所です。
古くから栄えていたスコータイ王朝ですが、のちに勢力が弱まって、最終的にはアユタヤ王朝と合併する形で消えてゆきました。
そんなスコータイ王朝の歴史ある遺跡が世界遺産として守られ続けています。
スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町は、おもに、「スコータイ歴史公園・シーサッチャナーライ歴史公園・ムペーンペット歴史公園」の3つの歴史公園から構成されています。
今のタイ王国の礎を築いてくれた文明でもあるスコータイの素晴らしい遺跡群を穏やかな気持ちで眺めると、きっとますますタイのことが好きになれますよ♪
2.古都アユタヤ
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タイの首都であるバンコクの、北方へ行くことおよそ70キロ離れた場所に位置するアユタヤ県には、世界中から注目を集める素晴らしい遺跡群があります。
そして、現在のアユタヤ県のある地域は、かつて420年近く栄えた、タイが誇るアユタヤ王国の歴史の舞台だった場所です!
アユタヤ王国は、アラブや中国、そして我らが日本とも国交を行なっていました。私たちにも縁のある文明なのですよ。
そんなかつて栄えたアユタヤ王朝時代の歴史的建造物や、寺院、そして宮殿跡などがその価値を認められて、古都アユタヤという名称の世界遺産に登録されました。
アユタヤの遺産群一帯は、現在はアユタヤ歴史公園として整備されています。
タイ観光では外せないスポットとして多くの人が連日この場所へと足を運んでいますよ。
そして、アユタヤ遺跡の中でも有名なものがいくつかあります。
ワット・マハータートという、13世紀頃に栄えていた寺院も、アユタヤ遺跡の名高い構成資産の一つです。
現在は損壊が激しく、かつての寺院の面影はあまり残っていません。散らばるレンガや、壊れかけの仏像などが存在しているのみです。
ただ、敵国からの激しい攻撃で崩れ落ちてしまった仏像の頭部が、木の根に巻き込まれそのまま成長しているものが大変有名で、今も大切に守られています。
生命力にみなぎる大木の太い根の中で、穏やかな表情を浮かべている仏像の頭は、なんとも言い難いほど神秘的で、芸術的で、そして何処と無く切ないですね。
誰かの手・計算によってこの様にされたわけではなく、本当に偶然、このようなアーティスティックな状態になったというので、何かしらの見えざる神がかった力が働いているのかもしれないとさえ思ってしまいます。
生命力の象徴である木と、その中から我々に穏やかな表情を浮かべて見せる仏像。争うことをやめて笑顔になってほしいと言っているのかもしれません。
他にも、アユタヤ遺跡の構成資産の寺院廃墟であるワット・ロカヤスタも有名で、なんと約60メートルにも及ぶ大きさの仏像が、ドーンと寝そべっています。
面白いのは、その仏像に見合ったサイズの黄色い衣装が着せられているところなどです。
これまた、とても穏やかな表情を浮かべている巨大な大仏。穏やかな空の下で、日々なにを思うのでしょう。
3.バーンチエン遺跡
バーンチエン遺跡は、ウドーンターニー県に見られるタイ古代文明の遺跡です。
このバーンチエンの地域から、動物の骨や価値のある土器が多数発掘されました。
また、土器とは言っても日本のものなどとは違って東南アジア独自の文明だということで、注目を集めている遺跡です!
古代文明としての発見までには、とてもユニークなエピソードがあって、もともとバーンチエンの人々はこれらの土器を、特にすごい遺跡だなんて思わずに自分たちの生活用品として使っていました。
1960年頃にさしかかると、ようやくこれらの土器を、実はすごい貴重な遺跡かもしれないと思う人が出てきたのです。
バーンチエン遺跡は、そう言った出来事がきっかけで、発見にこぎつけた文明です!
地元の人々が、特になんの疑いも持たずに貴重な土器を使い続けていたなんて、なかなか無いエピソードですよね。
今では、バーンチエンから出土した素晴らしい土器は、タイのみならずドイツなど世界中の美術館・博物館に保存されています。
タイにあるパワフルな世界自然遺産2ヶ所とは?
とっても温暖な気候で、年間を通して様々な植物が育つタイ王国には、生命力にあふれたたくさんの自然が人々と寄り添って生きています。
穏やかさと、パワフルさを両方兼ね備えたタイの自然には、人々の魂を揺さぶるような野生的な魅力がありますよね!
いま現在、タイ王国には2つの世界自然遺産が認定されています。
1.トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区
トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区は、タイの中部地方にある5770㎢もの規模を誇る保護区のことです。
トゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区と、フワイ・カーケン野生生物保護区の2つの保護区から構成されています。
大自然そのままで、人工的な整備された雰囲気が全くなく、地球にとってまさしくオアシスといえます!
徹底して保護されているため、一般人の侵入は固く禁じられていますので、残念ながら観光は不可能です。
さらにこの素晴らしい大自然のなかには、600近い種類の動物たちが、青々とあふれんばかりの緑の中で暮らしています。
2.ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯は、2005年に世界遺産登録を果たした森林地帯です。
複数の県をまたいで、カンボジアまでその敷地が及ぶ程に広大な範囲で、たくさんの山々が複雑に入り組んでいます。
みずみずしい水源も数多く含んでいて、実に迫力のある森林地帯となっています。
カオ・ヤイ国立公園、タップ・ラーン国立公園、パーン・シーダー国立公園、ター・プラヤー国立公園の4つの国立公園とドン・ヤイ野生生物保護区から構成されています!
中でも、カオヤイ国立公園はタイで最初の国立公園として有名な場所です。
そして、カオヤイ国立公園では、憧れのエレファントライディングができてしまうんですよ♪
もしタイを訪れる際、エレファントライディングをしたいと思う方はカオヤイ国立公園を選択してみてはいかがでしょう?
憧れのエレファントライディングをしながら、世界遺産をも満喫できるという、贅沢すぎる時間にできちゃいますよ。
タイにある世界遺産5ヶ所まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、タイにある神秘的な世界遺産5ヶ所についてご紹介させていただきました。
他のどの国にも無い、タイ独自の美しい歴史と文化が生み出してくれた遺産は、どれも魅力的で美しいものでしたね♪
みなさまも、ぜひ実際に神秘的なタイの世界遺産に出会いに足を運んで見てはいかがでしょうか?
日本では絶対に見られない、タイならではの素晴らしい空間を味わうことができますよ。