オーストラリアは、温暖な気候、親しみやすい人々、美しい大自然に満たされた世界中の人々の憧れのリゾート地です。
そんなオーストラリアに訪れたなら、ただ楽しくアクティビティをするだけでなく、ぜひ見ていただきたい価値ある世界遺産がたくさんあります!
オーストラリアには現在、世界文化遺産が3ヶ所と、世界自然遺産が12ヶ所、そして世界複合遺産が4ヶ所あります。
今回は、オーストラリアの美しい世界文化遺産19選についてご紹介させていただきます。
スポンサーリンク
オーストラリアにある美しい世界文化遺産3ヶ所とは?
実は、オーストラリアには美しい自然のみでなく、美しい文化的な建造物も至る所にあるのです。
それらを知ることは必然的にオーストラリアの歴史を知ることにもつながりますから、ぜひ人生で一度は見ていただきたいものばかりです。
では早速、オーストラリアにある美しい世界文化遺産3ヶ所をご紹介します!
1.王立展示館とカールトン庭園
王立展示館とカールトン庭園は、ビクトリア州の都市メルボルンにあるオーストラリアで最初の大陸ヨーロッパ風建築物です!
もともとは、1880年にメルボルン博覧会のために建築された建物で、ゴシック様式やロマネスク様式などのさまざまな様式が混ざり合った独特な構造をしています。
スポンサーリンク
そして、この王立展示館の眼前には、緑豊かで美しいカールトン庭園があります。
カールトン庭園は、美しく均等の取れたガーデンで、穏やかなメルボルンの自慢の庭園として人々から親しまれているのです。
庭園といえど、約26ヘクタールもの広大な面積を有していて、美しい植物の他にさまざまな野生動物も庭園で生活しています!
2.シドニー・オペラハウス
シドニー・オペラハウスとは、オーストラリアのシドニーに、1959年から1973年ただの年月を費やされて建築された建築です!
オーストラリアを代表する近代的な建築物で、建築家ヨーン・ウツソンによって手がけられました。
独特でモダンな形の外観はなんとも魅力的で、まるで海に浮かぶヨットのようにも感じられます。
シドニーオペラハウスは実際に演劇場やコンサートホールとして稼働していて、内部には世界最大級の機械式オルガンである「グランドオルガン」もあります。
スポンサーリンク
そして、オペラハウス内には4つのレストランと6つのバーがあり、テラス席も充実していますから、シドニーの人々や観光客の憩いの場としても大活躍しているのです。
モダンな世界遺産と、海の風を感じながらお食事できるなんて、素敵ですね!
3.オーストラリアの囚人遺跡群
オーストラリアの囚人遺跡群は、かつて大英帝国がオーストリアの植民地を拡大するときに築いた歴史的な場所です。
囚人とは言っても、現代の私たちが想像するような犯罪を犯したような人々ではありません。
この遺跡における囚人とは、オーストリアの先住民族であるアボリジニの方々が、大英帝国に強制的に収容されたことを言っています。
植民地という概念があった時代と、そこにいた人々が強制的に収容された、という事実を現代へと語り続けている大変貴重な遺産です。
18世紀ころからの、キングストンとアーサーズ・ヴェールの歴史地区、ブリッケンドンとウルマーズの不動産群、ソルトウォーター・リヴァーの炭鉱史跡などの構成資産から成っています。
オーストラリアにある壮麗な世界自然遺産12ヶ所とは?
オーストラリアといえば、他のどんな場所にも負けないくらい美しく力強い大自然!と、言う方も多いのではないでしょうか。
まさにその通りで、オーストラリアには感動をたっぷりと与えてくれる大自然が満ち溢れています!
そんなオーストラリアが誇る世界自然遺産の数はなんと現時点で12ヶ所にも及びます。
では、具体的にオーストラリアにはどのような世界自然遺産があるのでしょうか?
1.グレート・バリア・リーフ
グレート・バリア・リーフは、オーストラリアが誇る総面積は344,400km2以上にもなる美しすぎる珊瑚礁エリアです!
透明度の高いブルーの海水に、温暖な気候、そして神秘的で美しい砂浜がこの世のものとは思えない、まさに楽園と言える絶景を生み出しています。
そのあまりの素晴らしさに、「7大世界の驚異」自然部門にも指定されているほどです。
この広い世界に存在するすべての自然のなかでベストセブンに入るということですから、いかに素晴らしいことなのかお分かりいただけるでしょう♪
年間200万人を超える人が、世界からこの美しい楽園へと観光にやってきています。
グレートバリアリーフは、ダイバーたちの憧れの海としても大変人気です。
2.ロード・ハウ島群
ロード・ハウ島群は、136,300haほどの面積を誇るロード・ハウ島とその周辺の島のことです。
ロード・ハウ島をはじめ、アドミラリティー諸島、マトン・バード諸島、ボールズ・ピラミッドなどの島が含まれています。
なんと、70種以上もの固有種を育んでいて、ただ美しいだけの島群ではなくて、自然としても大変貴重な場所となっています。
ロード・ハウ島群の観光客の入場数は制限されており、1日あたりおよそ400人程度の限定入島になっています。
3.オーストラリアのゴンドワナ多雨林群
オーストラリアのゴンドワナ多雨林群は、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州に広がる素晴らしい自然保護エリアです。
370000haもの面積を誇る大迫力な観光スポットで、34の自然保護地域を有しています。
それぞれの保護地域ごとに、違った自然模様が見られることから、多くの観光客に人気の場所として知られています。
いまだかつて味わったことのないくらい、大自然を肌で感じられる地球の宝と言える場所ですよ。
4.クイーンズランドの湿潤熱帯地域
クイーンズランドの湿潤熱帯地域は、894,420haの面積を誇る、クイーンズランド州にある湿潤熱帯自然地域です。
クイーンズランドの湿潤熱帯地域はオーストラリアの美しい珊瑚礁地帯のグレートバリアリーフに沿うように存在していて、熱帯雨林ならではの数多くの生命が生きています。
ウールーヌーラン国立公園、ディンツリー国立公園、ギリンガン国立公園などの大小含め700以上にも及ぶ公園やエリアが含まれています!
そして、これだけ偉大なのも納得で、このクイーンズランドの湿潤熱帯地域は1億3000年前の白亜紀に形成された世界最古の熱帯雨林なのです。
原始から変わっていないようなパワフルな大自然が、皆様を待ち構えていますよ!
クイーンズランドの湿潤熱帯地域を歩けば、本当に恐竜が出てきてもおかしくないな、とさえ思えます。
5.西オーストラリアのシャーク湾
西オーストラリアのシャーク湾は、都市パースからおよそ860キロメートルほど離れた場所に存在している美しいビーチです。
ハメリン・プール海洋自然保護区、フライデー島、フランソワ・ペロー国立公園、コックス島、シェル・ビーチ保護公園などの構成地域から成っています。
水深が浅く、穏やかで美しい海が特徴的で、年間を通して水温もあまり低くならないので、イルカやジュゴンやサメが豊かに育っています!
西オーストラリアのシャーク湾は、1991年に世界遺産に登録を果たしました。
6.フレーザー島
フレーザー島は、184,000haの面積を誇る砂島で、世界で最も大きな砂島として有名です!
クイーンズランド州に位置し、島のほぼ全域がグレート・サンディ国立公園として指定されています。
現在はオーストラリア屈指の観光スポットとして人気で、およそ100人前後の観光業者が暮らしている他は、毎日世界中から多くの観光客が訪れます。
元々は、オーストラリアの先住民であるアボリジニの人々が住んでいた島でもあり、彼らはこのフレーザー島をパラダイスとしていました。
滑らかな砂、穏やかで温暖な気候、そして宝石のように美しい海水。確かにパラダイスですね!
7.オーストラリアの哺乳類化石地域
オーストラリアの哺乳類化石地域は、クイーンズランド州にあるリヴァーズレーと南オーストラリア州のナラコーアテに位置する地区の事です。
リバーズレーのエリアはローン・ヒル国立公園として保護区に指定され、ナラコーアテの現場はナラコーアテ・ケーブ国立公園として指定されています。
彼らのエリアからは、絶滅した動物も含めてかなり貴重な動物の化石が発見されていて、生命体の進化の過程などの研究に大いに役立っています。
一部の場所は一般人に公開されているので、オーストラリアへ訪れる際は是非、行って見てはいかがでしょう。
8.ハード島とマクドナルド諸島
ハード島とマクドナルド諸島は、インド洋に浮かぶ魅惑的な無人島のことです。1947年に、オーストラリアの領土となりました。
氷河を被っている山肌がオーストラリア領土としては新鮮な光景で、アザラシやペンギンなど様々な生き物が力強く生きています!
この生命力溢れて美しい島は、厳正なる自然保護を施されていて、限られた研究者のみが立ち入りを許可されています。
9.マッコーリー島
マッコーリー島は、ニュージランド寄りのオーストラリア領土で、全長約34kmほどの無人島です。
狂う50度と言われる、南緯50度から60度にかける海域の影響でものすごい強風に晒されるため木々は生えずに草原が広がっているのが特徴的です。
ロイヤルペンギンの繁殖地としても有名で、ペンギンたちの楽園となっています。が、しかし、人なら立っていられないほどの強風に晒されながら繁殖するペンギンたちのバイタリティには驚きですね!
この島もまた厳正なる自然保護の対象であり、観光目的の一般人の入島はできません。
10.グレーター・ブルー・マウンテンズ地域
グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は、ブルー・マウンテンズ国立公園とその周辺の公園のことを指した世界遺産です。
グレーター・ブルー・マウンテンズ地域には、コアラが泣いて喜ぶであろう、ユーカリが100種近く生息しています。
ガーデンズ・オブ・ストーン国立公園、ブルー・マウンテンズ国立公園、ナッタイ国立公園などの素晴らしい構成地域から成っています。
観光客向けのハイキングコースやトロッコやロープウェイも整備されているため、多くの観光客に人気です。
11.パーヌルル国立公園
パーヌルル国立公園は、キンバリー地区に存在している、砂岩群エリアです。
ドーム型に滑らかな見た目を有する奇岩が広がる絶景はとてもユニークで、ここでしか見られないでしょう。
さらに、ただ景色が美しいだけでなく、このエリアにはアボリジニの人々の残した壁画など、かなり貴重な遺跡も存在しています!
12.ニンガルー・コースト
ニンガルー・コースト(もしくはニンガルー・リーフ)は、オーストラリアの最大規模の珊瑚礁です!
3月から6月にかけて、ジンベイザメが多く生活を営む珊瑚礁としてとても有名で、2011年に世界遺産に登録されました。
なんとあの巨大なジンベイザメと一緒にダイビングできる場所としても知られているのです!
ジンベイザメといえば、水族館の大水槽で出会うことができるくらいだと思っていましたが、このニンガルー・コーストでは一緒に泳げてしまいますよ。
珊瑚礁ならではの真っ白い砂浜がこれまた本当に美しい場所です。
オーストラリアにある素晴らしい世界複合遺産4ヶ所とは?
美しくパワフルな自然と、価値ある文化が1つの国に共に存在していた時には、必然的に素晴らしい世界複合遺産が生まれると言うものです。
オーストラリアも、もちろん例外などではなく、とても素晴らしい世界複合遺産を有しています!
現在オーストラリアにある世界複合遺産は4ヶ所あり、これからご紹介させていただきます。
では早速、オーストラリアにある素晴らしい世界複合遺産4ヶ所についてご紹介していきましょう。
1.カカドゥ国立公園
カカドゥ国立公園は、40000年以上前から人の文化が築かれている歴史的な国立公園です。
また、大変希少な野鳥が見られる地域としても注目されている場所で、1981年に世界遺産に登録されました。
公園内には、どう猛なワニが数多く生息するという川が流れているワイルドな面もあります。
2.ウィランドラ湖群地域
ウィランドラ湖群地域は、ウィランドラ湖とその周辺の湖群のことを言います。
およそ4万年前には湖だった場所が、15000年前に干上がってできた遺跡で、現在は砂漠地帯となっています。
オーストラリアの先住民であるアボリジニに関連する遺跡も多く残されているため、とても重要な遺跡として知られています。
ウィランドラ湖群地域は、1981年に、世界遺産に登録を果たしました!
3.タスマニア原生地域
タスマニア原生地域といえば、タスマニア州に生息するタスマニアデビルがあることで有名です。
ウォールズ・オブ・イェルサレム国立公園、リッフィー・フォールズ州立保護区、マックスウェル・リバー保護考古学遺跡、フランクリン=ゴードン・ワイルド・リバーズ国立公園などから構成されています。
総面積は138万haを誇り、タスマニア原生地域は世界で最もピュアな自然地域とも言われるほど人気の観光スポットにもなっています。
4.ウルル=カタ・ジュタ国立公園
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、オーストラリアのほぼ中心部にあるノーザンテリトリー地区に存在する、偉大で美しい国立公園です。
特に、ウルル(エアーズロック)と、カタ・ジュタ(オルガ山)はとても有名なスポットです。
ウルルは地球のへそと言われる世界に2番目に大きな一枚岩のことです!
まるで山のように大きなこの一枚岩には、およそ3時間程度かけて登ることもできます。
またウルルが夕日を浴びると、パワフルなレッドに輝く様は非常に神秘的で感動必至です。
オーストラリアにある世界遺産19ヶ所まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオーストラリアにある素晴らしい世界遺産19ヶ所をご紹介させていただきました。
オーストラリアには、人々の期待を良い方向へ裏切ってくれるほどに偉大で素晴らしい世界遺産が存在していましたね♪
特に、地球の自然の素晴らしさを改めて感じさせてくれるような遺産が多いように感じました。
これからもオーストラリアの美しい自然や文化は多くの人々に愛されていくことでしょう。