イタリアには、古代から築かれてきた素晴らしい文化と歴史がたくさんあります。
海、山、そして川などの自然の恵みをたっぷりと受けてきたイタリアですが、そんなイタリアの世界遺産の保有数はなんと世界1位なのです!
まさに地球の宝箱といっても過言ではない国、それがイタリア。
現在、イタリアには47箇所の世界文化遺産と、4箇所の世界自然遺産があります。
ここでは、イタリアにある47箇所の世界文化遺産と4箇所の世界自然遺産についてご紹介していきます。
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イタリアにある感動的な世界文化遺産47ヶ所とは?
イタリアは、その輝かしい魅力で、実は古代から様々な国にちょっかいを出されてきました。
その結果、ギリシアや古代ローマなどをはじめとした様々な国の、多様な文化を独自に取り入れることになり、イタリアは世界に誇れる文化国家となったのです。
そんなイタリアにある世界文化遺産は47箇所にも及び、そのどれもが歴史ある神聖なものばかりです。
1.ヴァルカモニカの岩絵群
ヴァルカモニカの岩絵群は、イタリアの初めての世界遺産となった記念すべき世界文化遺産です!
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イタリアの北部のアルプス山麓に存在している岩絵群で、発見されている岩絵はなんと14万点以上もの数に及びます。
岩絵の主なテーマは、農耕、航海、戦争など人々の生活に関わるものが多いです。
2.ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂
ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂は、イタリアのバチカンとローマに存在している遺産です。
伝説的な闘技場で、楕円形がなんとも芸術的なコロッセオなどが構成資産に含まれていて、1980年に世界遺産に登録されました。
3.レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院は、その名の通りかな有名なレオナルド・ダヴィンチ作の絵画「最後の晩餐」がある建造物です。
イタリアで2番目に世界遺産に登録されたものでもあり、イタリア屈指の観光スポットになっています。
4.フィレンツェ歴史地区
フィレンツェ歴史地区は、イタリアが誇る優雅で歴史的な場所です。
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「屋根のない博物館」と称されるほどに、フィレンツェには数多くの芸術や歴史的な遺産が溢れているのです。
フィレンツェ歴史地区には、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会やサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂などがあります。
5.ヴェネツィアとその潟
ヴェネツィアとその潟は、水の都やアドリア海の女王と言われる都市ベネツィアの景観と、そこにある素晴らしい遺産が世界遺産に登録されたものです。
ヴェネチアにある大小さまざまな運河を、伝統的な小舟が渡る景色はとても美しく、心癒されるイタリアのオアシスです。
6.ピサのドゥオモ広場
ピサのドゥオモ広場は、奇跡の広場とも呼ばれる素晴らしい場所です。
また、ドゥオモというのは、イタリアでいう大聖堂のことです。
特にこのピサのドゥオモ広場で有名なのが、傾いて存在しているピサの斜塔なのです。皆様もご存知の方が多いのではないでしょうか!
ちなみに傾いた原因は、建設当時の基礎地盤に使った土の質が甘かったからだとか。
7.サン・ジミニャーノ歴史地区
サン・ジミニャーノ歴史地区は、質素ながらも優美な景観を残す、中世からの都市です。
標高約324mの丘の上に街が広がっていることから、塔の町とも呼ばれる名所です!
8.マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園
マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園は、石灰質の岩岩でできたグラヴィナ渓谷に存在しています。
幾十もの層になって軒を連ねている洞窟住居は、イタリア語でサッシと呼ばれていて、マテーラの街を芸術的に魅せています。
マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園は、1993年に世界遺に産登録されました。
9.ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ
ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラは、ヴィチェンツァとヴェネト州の一帯にあるさまざまな遺産群のことです。
パラッツォ・バルバラーノ・ダ・ポルトや、ヴィッラ・キエリカーティなどの建造物が有名です。
10.シエーナ歴史地区
シエーナ歴史地区は、豪華で迫力のある作りをしたゴシック調の建造物が見られるイタリアの古都です。
世界一美しい広場と呼ばれている、扇の形をしたカンポ広場があり、多くの人で賑わいます。
11.ナポリ歴史地区
ナポリ歴史地区は、美しき王宮や修道院などの遺跡で満ちている、価値のある歴史地区です。
ナポリの歴史は紀元前470年前に始まりました。以来、地中海の恵みと、様々な国の文化を取り入れて発展してきたイタリアの自慢の都市です。
12.クレスピ・ダッダ
クレスピ・ダッダとは、19世紀に、労働者のための理想の街として構築された場所です。
今でもその街並みからは、イタリアの産業革命時代の空気を感じることができます。
そして、かつてこのクレスピ・ダッダで労働者として働いた人たちの子孫も、いまのこの土地で暮らしているのですよ!
13.フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯
フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯とは、イタリアのフェラーラ県の県都であるフェラーラが築いた素晴らしい遺産が世界遺産登録されたものです。
フェラーラは、14世紀頃になるとルネサンス文化の中心地のひとつとして栄えました。
14.デル・モンテ城
デル・モンテ城はイタリア南部に、13世紀に築城されたお城です。
神聖ローマ帝国時代に、皇帝フリードリヒ2世によって築城されました。
城の構造に、黄金比で形作られた8角形が多く取り入れられていて、とても特徴的なお城として知られています。
また、のどかな丘の上にひっそりとたたずんでいる様が美しいことでも、人気です。
15.アルベロベッロのトゥルッリ
アルベロベッロのトゥルッリは、イタリアの南部にあるアルベロベッロで見られる、可愛らしくユニークな街並みが世界遺産になっている場所です。
トゥルッリとは、この地域で見られる伝統的な建造物のことで、コビトの帽子みたいなとんがり屋根がなんとも素敵ですね!
16.ラヴェンナの初期キリスト教建築物群
ラヴェンナの初期キリスト教建築物群は、5世紀初頭からの歴史を持つ素晴らしいキリスト教の建造物群です。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂、サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂、アリウス派洗礼堂などなど本当にたくさんの歴史的な堂が存在しています。
ラヴェンナの初期キリスト教建築物群は、1996年に世界文化遺産に登録されました。
17.ピエンツァ市街の歴史地区
ピエンツァ市街の歴史地区は、イタリアのトスカーナ地方にある歴史地区です。
穏やかな自然がある地域で、イタリアの古き良き美しさが感じられる地域ですよ。
そういったことから「トスカーナの小さな宝石」と可愛らしい名で呼ばれたりもします。
現在のピエンツァの人口は、およそ2,230人ほどとなっています。
18.カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの邸宅群
カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの邸宅群は、18世紀ブルボン朝に築城されたとても立派な宮殿です。
18世紀に建てられた王宮としては、なんとヨーロッパで最大の王宮でした!
王宮や、その庭園はともにバロック様式の造りをしており、細部までゴージャスでとても気品に満ちています。
19.サヴォイア王家の王宮群
サヴォイア王家の王宮群は、イタリアのトリノにサヴォイア王家が建築した遺跡群です。
どの王宮もエレガントで内観と外観ともに豪華で、当時の栄華を物語っているかのような建造物群です。
20.パドヴァの植物園
パドヴァの植物園は、イタリアの歴史あるパドヴァ大学付属の植物園です。
パドヴァ大学はイタリアで2番目に古い創立年を誇る大学で1222年頃に設立されました。
そして、パドヴァの植物園は、1545年に、最古の研究目的の植物園として開園しました!
21.ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群
ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群は、リグーリア海岸にある五つのエリアを指しています。
険しくも美しい海岸に、カラフルな建造物が存在している景観がとても絵になると人気を誇っているのです。
モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレの五つの集落から構成されています。
22.モデナの大聖堂、市民の塔、グランデ広場
モデナの大聖堂、市民の塔、グランデ広場は、ヨーロッパでもとても重要な価値を持つロマネスク建築の一つです。
建築家ランフランコの指揮の元、建築され始めたのがなんと1099年のことで、千年近い歴史を有している建造物です!
23.ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域
ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域は、世界的歴史にその凄まじさを刻んだ、ヴェスヴィオ山の大噴火によって埋もれてしまった都市遺跡のことです。
西暦79年の夏に、この恐ろしい大噴火によってポンペイやエルコラーノなどの豊かな都市だった場所が、埋もれてしまいました…。
いくつかの都市が埋もれてしまうほどの噴火なんて、とても想像がつきませんね。
そして18世紀ころになるとポンペイやエルコラーノの発掘が進められ、都市遺跡として姿を表しました。
24.アマルフィ海岸
アマルフィ海岸は、イタリアが世界に誇る非常に美しい海岸です。
世界からも「世界一美しい海岸」と太鼓判を押されているほどの素晴らしい場所です。
さわやかなレモン畑がこの地域一帯の特産業で、昔からの方法でみずみずしいレモンが収穫されています。
25.アグリジェントの遺跡地域
アグリジェントの遺跡地域は、シチリア島に遺る芸術的な遺跡のことです。
主にユーノー神殿、コンコルディア神殿、ヘラクレス神殿、ゼウス・オリンピア神殿、カストル・ポリュデウケス神殿、ウルカヌス神殿、アスクレピオス神殿の七つの神殿から成っています。
26.ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレとは、シチリア島に存在する古代ローマ時代の別荘です。
この別荘からは、様々な場面が描かれたユニークで芸術的なモザイク画が数多く発見されています。
古代ローマ時代の人々の生活模様を読み取るための重要な文化財として保護されています!
27.スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ
スー・ヌラージ・ディ・バルーミニは、巨大な先史時代の遺跡であるヌーラゲ考古遺跡です。
サルデーニャ島でみられる特徴的な遺跡で、円錐型の層になった石造りが特徴的です。
28.アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ
アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカは、古代ローマ時代の大聖堂からなる遺跡です。
宗教的にも、歴史的にも非常に価値のある世界遺産となっています。1998年に登録されました。
29.ウルビーノ歴史地区
ウルビーノ歴史地区は、イタリア山間部にある芸術的な小さな都市ウルビーノと、そこにある様々な遺産のことです。
ドゥカーレ宮殿、サン・ジョヴァンニ礼拝堂、そしてラファエロの生家などの歴史的遺産があることで知られている美しい街並みの都市です。
30.パエストゥムとヴェーリアの考古遺跡群やパドゥーラのカルトゥジオ修道院を含むチレントおよびヴァッロ・ディ・ディアーノ国立公園
パエストゥムとヴェーリアの考古遺跡群やパドゥーラのカルトゥジオ修道院を含むチレントおよびヴァッロ・ディ・ディアーノ国立公園は、世界三大神殿のひとつである神殿を含む世界遺産です!
古代ローマ時代と古代ギリシャ時代の素晴らしい遺産です。
1997年には保護区域として指定され、その翌年には世界遺産に登録されました。
31.ヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)
ヴィッラ・アドリアーナは、イタリアのティヴォリにあります!
古代ローマの時代から、上層階級者たちの保養地として知られた自然豊かで穏やかな場所に神秘的に遺跡が存在しています。
遺跡のひとつである「海の劇場」などが、とても有名です。
32.ヴェローナ市街
ヴェローナ市街は、イタリアのローマ時代を読み解くうえで欠かせない中世の街並みが残る都市です。
イタリアが誇る名作「ロミオとジュリエット」の舞台になった街でも知られています!
2000年に、このような様々な素晴らしい歴史と景観が認められて世界遺産になりました。
33.アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群
アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群は、山の斜面に存在しているアッシジという都市にある世界遺産です。
サン・フランチェスコ大聖堂やサンタ・キァーラ修道院などの、とても貴重な遺跡から成っています。
アッシジでは、特産品であるピンク色の石材がよく採れることでも有名で、街のいたるところにその石材が使われているんですよ。
34.ティヴォリのエステ家別荘
ティヴォリのエステ家別荘は、後期ルネッサンス期にとって代表的な建造物と庭園です。
エステ家は、かつてイタリアにとって非常に有力な家族の一族でした。
ティヴォリのエステ家別荘には、噴水史上で革命だと言われた「オルガンの噴水」などが存在しています。
35.ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々
ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々は、イタリアのシチリア島の東南部にあります。
城や教会などの、中世からの建造物を見ることができる素晴らしい町々です。
カルタジローネ、ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、カターニア、モディカ、ノート、パラッツォーロ・アクレイデ、ラグーザ、シクリの8つの街が世界遺産登録されていて、多くの観光客で賑わっています!
36.ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティ
ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティは、ピエモンテ州とロンバルディア州の聖なる山という意味を持っています。
ドモドッソラのサクロ・モンテや、ヴァッラッロのサクロ・モンテ、オルタのサクロ・モンテ などの施設から構成されています。
37.ヴァル・ドルチャ
ヴァル・ドルチャは、トスカーナ地方にあるとても広大で美しい谷のことです。
ヴァル・ドルチャでは、素晴らしい自然が生きているのはもちろん、芸術的にも優れ、そして農業を営む人たちの大切な土地となっています。
そういった素晴らしい魅力が認められて、2004年に世界遺産に登録されました。
38.チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群
チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群は、チェルヴェーテリ近郊のバンディタッチャ遺跡と、タルクイーニア近郊のモンテロッツィ遺跡という2つの遺跡で構成されています。
これらは2つとも、エトルリア人が遺した価値のある遺跡で、ラツィオ州にあります。
39.シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡
シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡は、シラクサという都市と、パンタリーカの岩壁墓地遺跡で構成されています。
パンタリーカの岩壁墓地遺跡には、5000を越える墓が発見されていて、シチリア島が誇る大規模な遺跡となっています。
そしてシラクサは、イタリアのみならずギリシャ史においても栄えた、肥沃な土地をもつ場所でした。
40.ジェノヴァのレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度
ジェノヴァのレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度とは、イタリアのジェノヴァで16世紀ころに整備された「ストラーダ・ヌオーヴァ(現在のガリバルディ通り)」などの街路群を指しています。
歴史的な街並みと、オシャレな雰囲気でたくさんの観光客から人気を集めています。
41.マントヴァとサッビオネータ
マントヴァとサッビオネータは、イタリアの歴史ある都市マントヴァとサッビオネータにみられる遺産と景観のことです。
サン・ロレンツォ円形聖堂、インコロナータ聖堂などが有名です。2008年に世界文化遺産に登録を果たしました。
42.レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観
レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観は、スイスとイタリアの2国に登録されている文化遺産です。
アルブラ線とベルニナ線は、スイスのグラウビュンデン州とイタリアのロンバルディア州ソンドリオ県とを結ぶ、国境を越える世界遺産です!
スイスとイタリアの美しい景観を眺めながら走るレーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線は、今も昔もたくさんのファンを魅了しています♪
43.イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡とは、イタリアに点在しているロンゴバルド王国時代の遺跡が世界遺産に登録されたものです。
「ガスタルダガ地区と司教関連建造物群、サン・サルヴァトーレとサンタ・ジュリアの修道院建造物群を含む記念建造物地域、トルバ塔を含む城塞と城壁外の教会であるサンタ・マリア・フォリス・ポルタス、サン・サルヴァトーレ聖堂、サンタ・ソフィアの建造物群、サン・ミケーレの聖域、クリトゥンノの小神殿」から構成されています。
44.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、スイス・イタリア・ドイツ・フランス・オーストリア・スロベニアに構成資産が認められている先史時代の遺産です!
およそ紀元前5000年頃から紀元前500年頃までにアルプス山脈の周辺で建設された杭上住居の遺跡群が対象となっていて、イタリアに認められている構成資産は、19ヶ所ほどです。
45.トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群
トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群は、フィレンツェの郊外に位置する遺産です。
15世紀~17世紀にかけて、メディチ家によって建造された12もの大邸宅と2つの美しい庭園のことを指しており、いずれも自然を感じられる空間になっています。
46.ピエモンテのブドウ園景観 : ランゲ=ロエロとモンフェッラート
ピエモンテのブドウ園景観 : ランゲ=ロエロとモンフェッラートは、ピエモンテ州に広がる美しく歴史ある、ぶどう畑が生み出している景観のことです。
この地では古くからイタリアが世界へ誇れる最高のワインなどを製造してきました。
今も昔も、ワインの魅力に夢中になった多くの人が、憧れの地としてこのぶどう畑を愛しています。
47.パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂(英語版)、モンレアーレ大聖堂
パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂は、イタリアの世界遺産数をナンバーワンにした、イタリアの第51番目の世界遺産です!
9世紀頃にアラブ人が建設した豪華絢爛な建造物などが構成資産となっています。
歴史的に重要な価値を担っているだけでなく、芸術作品としても非常に素晴らしく、世界中の国から注目されてきます。
イタリアにある壮麗な世界自然遺産4ヶ所とは?
地中海などの、壮麗な海からの恵みをたっぷりと受けてきたイタリアは、実は海のみならず、山もたくさんある国家だということをご存知でしたでしょうか?
ですから、イタリアには、山と海の両方から受け継いだ自然のパワーが感じられる世界自然遺産が存在しているのです。
世界が憧れるイタリアの美しい自然遺産には、どのようなものがあるのでしょうか。
1.エオリア諸島
エオリア諸島とは、シチリア島の北方に存在している火山性質の島々です。
ギリシャ神話に登場する、風の神であるアイオロスに由来していて、リーパリ諸島あるいはリパリ諸島とも呼ばれます。
風の神様が宿っている島だなんて、ロマンチックですよね♪
2.ドロミーティ
ドロミーティは、東アルプス山脈に含まれる大規模な山で、最高峰のマルモラーダは3343mにも及びます。
ミズリーナ湖や、ピエーヴェ・ディ・カドーレ湖などの美しい湖も有していて、自然の美しさをたっぷり感じられる山です。
3.エトナ山
エトナ山は、シチリア島の東方に位置しているヨーロッパ最大の活火山です!
およその標高は3,329mで、約50万年も前からいままでほぼ休むことなく噴火しているというから驚きです。
偉大な火山ということもあり、ギリシャ神話などにおいてもたくさんの伝説が残っている山です。
4.サン・ジョルジョ山
サン・ジョルジョ山は、イタリアとスイスに登録が認められている偉大な山であり、世界遺産です。
今までにこの山から10,000以上もの化石標本が見つかっており、世界中の化石研究者から熱視線を受けています。
標高は1097メートルで、山らしいピラミッド型で壮大な景観を有しています。
イタリアにある世界遺産51ヶ所まとめ
イタリアの素晴らしい世界遺産を楽しんでいただけましたでしょうか?
イタリアには本当に世界ナンバーワンにふさわしいくらいに魅力的な世界遺産がたくさんありましたね!
もし実際に見ることができたなら、きっとその迫力・美しさ・神聖さに心を震わせるでしょう。
イタリアには、世界遺産に登録されていなくともまだまだ素晴らしい遺産があります。
この先も新たな世界遺産が登録されるのを楽しみにしていてくださいね♪